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鍼灸を受ける際に注意が必要な状況1
心疾患や脳血管障害などを持っていて、抗血液凝固剤の服用をされている場合には、内出血のリスクが高くなります。
ただその場合でもインフォームドコンセントをさせていただいた上で、初回は刺入する鍼の数を少なくして、止血状況を確認しながら美容鍼灸を行うことは可能です。
また当院の美容鍼コースでは鍼を抜いた後にフェイシャルストレッチを行うので、初回はそちらを入念に行い引き上げていきます。
内出血の状況を確認させていただいた上で、2回目、3回目以降から通常の施術を行うことも可能です。
鍼灸を行う上で不安があれば遠慮なくお伝え下さい。
鍼で起こること2
シワ・たるみを改善するのに重要なことは筋肉へのアプローチです。
シワ・たるみの主な原因は加齢による変化に加え、筋肉の収縮や重力が関係しています。
美容皮膚科で行われるボトックス注射がありますが、あれは顔の緊張した筋肉を緩めることで、シワを軽減させるものです。
見た目年齢が決まるポイントは目元、口元と言われます。
目元にあるのは眼輪筋、口元にあるのは口輪筋で、これらの筋肉が収縮すると様々なシワが発生し、年齢を重ねたように見えます。
つまりこうした筋肉を弛緩させれば、シワの改善が期待でき、若返り効果を期待できることになります。
鍼には筋肉を弛緩させ、動きを改善する作用があるため、シワ・たるみにも効果が期待できると言えます。
鍼で起こること1
肌のターンオーバーはおよそ28日で、そこから約2週間で角質が剥がれ落ちます。
つまり6週間あれば入れ替わるということです。
しかし真皮層では異なり、紫外線などでダメージを受けた真皮層は回復に4年〜6年ほどかかると言われます。
ゆっくりと代謝されていくのですが、その間にエイジングは進んでしまいます。
また40歳代以降はコラーゲンが産生されにくくなるため、網目構造が修復されにくくなるためたるみが生じることになってしまいます。
ところが、人の体は、衛生的でシャープに切れた傷に関しては、痕を残さずキレイに治るという再生能力があるため、美容鍼灸ではこの作用と理論を応用しています。
鍼は非常に細い鍼を清潔な状態で体に入れます。
そのため細かな傷はつきますが、キレイに再生されます。
また損傷された組織はコラーゲンやエラスチンの産生が促進されます。
つまり真皮層に微細な傷をつけることで、コラーゲン、エラスチンの産生が促進されるので肌の張りの回復に繋げることが出来るということになります。
乾燥シワの改善について
「乾燥シワ」はしっかり保湿すれば改善することが出来ます。
改善には外からの保湿と内からのターンオーバーを促進する必要があります。
ターンオーバーに大事なのは、表皮の下の真皮層の循環改善です。
そのため真皮層まで届く鍼での刺激は循環改善に有効と考えられます。
また乾燥しやすい人は水分摂取が足りてないことも多いです。
外からの保湿をしっかり行なっても、本人が脱水状態では肌の改善は望めません。
そのため水分補給もしっかり行うよう心掛けましょう!kann
肌の防御機構2
表皮にある角質には平均的に20%の水分が含まれています。
しかし冬場などにお湯で手洗いを行うと、お湯は油をとかすため、皮脂膜が繰り返し流されてしまい、表皮の潤いが失われてしまいます。
また湿度が低いときは角質の水分が減少し、中の細胞が収縮してしまうので、表面がカサカサしてしまいます。
これがいわゆる「肌荒れ」という状態です。
この流れによって出来てしまうシワを「乾燥シワ」と言います。