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2021 / 04 / 17  20:33

鍼で起こること1

肌のターンオーバーはおよそ28日で、そこから約2週間で角質が剥がれ落ちます。

つまり6週間あれば入れ替わるということです。

 

しかし真皮層では異なり、紫外線などでダメージを受けた真皮層は回復に4年〜6年ほどかかると言われます。

 

ゆっくりと代謝されていくのですが、その間にエイジングは進んでしまいます。

 

また40歳代以降はコラーゲンが産生されにくくなるため、網目構造が修復されにくくなるためたるみが生じることになってしまいます。

 

ところが、人の体は、衛生的でシャープに切れた傷に関しては、痕を残さずキレイに治るという再生能力があるため、美容鍼灸ではこの作用と理論を応用しています。

 

鍼は非常に細い鍼を清潔な状態で体に入れます。

そのため細かな傷はつきますが、キレイに再生されます。

また損傷された組織はコラーゲンやエラスチンの産生が促進されます。

 

つまり真皮層に微細な傷をつけることで、コラーゲン、エラスチンの産生が促進されるので肌の張りの回復に繋げることが出来るということになります。

2021 / 04 / 16  16:14

乾燥シワの改善について

「乾燥シワ」はしっかり保湿すれば改善することが出来ます。

改善には外からの保湿と内からのターンオーバーを促進する必要があります。

ターンオーバーに大事なのは、表皮の下の真皮層の循環改善です。
そのため真皮層まで届く鍼での刺激は循環改善に有効と考えられます。

また乾燥しやすい人は水分摂取が足りてないことも多いです。
外からの保湿をしっかり行なっても、本人が脱水状態では肌の改善は望めません。
そのため水分補給もしっかり行うよう心掛けましょう!kann

2021 / 04 / 15  20:08

肌の防御機構2

表皮にある角質には平均的に20%の水分が含まれています。

しかし冬場などにお湯で手洗いを行うと、お湯は油をとかすため、皮脂膜が繰り返し流されてしまい、表皮の潤いが失われてしまいます。

 

また湿度が低いときは角質の水分が減少し、中の細胞が収縮してしまうので、表面がカサカサしてしまいます。

これがいわゆる「肌荒れ」という状態です。

 

この流れによって出来てしまうシワを「乾燥シワ」と言います。

2021 / 04 / 14  17:09

肌の防御機構1

表皮には外的刺激から体を守る機能があります。これをちゃんと発揮するには水分、脂分が保たれている必要があります。
皮膚の保水能力を構成するものは「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」です。
「皮脂膜」は油が角質の間にしみこみ角質が剥がれ落ちないようにしています。
「天然保湿因子」は水分を吸着する性質が高く保水に働きます。
「細胞間脂質」は誰の肌にもあるセラミドが主成分です。セラミドは肌のバリア機能を働かせるための主役の成分です。不足すると乾燥などの外部刺激で肌荒れしやすい状態になってしまいます。

2021 / 04 / 13  19:06

表皮の生まれ変わるサイクル

表皮は深層から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の四層構造になっています。

表皮は基底細胞から始まり、有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞へとだんだん表に押し出されていき、最後には角質として剥がれ落ちます。

角質になるまでのことをターンオーバーと言い28日ほどで行われます。
その後角質は2週間ほどで剥がれ落ちます。

そのため表皮は傷ついても6週間ほどあれば生まれ変わりきれいになります。

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